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こころの支え

書類の手違いで、形式の違う診断書を取りに朝学校に行きました。

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昨日、校長と話した後も特別に意気込むこともなく、いつもと同じように平静さを保つことができていたのですが、出発30分前に服を着替えていると何とも言えない不安な気持ちがこころの底から沸き上がってきました。こころが微妙に揺れだしてきているのがわかりました。そこで、落ち着いてコーヒー豆を挽き、ゆっくりとコーヒーを飲みながら、(大丈夫、大丈夫)とこころの中で呟いていました。そして意を決して両親に「行ってくるよ」と挨拶しました。母は心配している心中を悟られまいと、軽く微笑み「気をつけていくんだよ」と声をかけてくれました。ベットに寝ている父はただ泣いていました。

車を運転しているときには、不安な気持ちは消えていました。頭も冴えていました。ただひたすら学校を目指しました。妻からも、励ましのメールが届きました。

こころの中が真っ白になりながら、自然な気持ちで校門を通り抜けることができました。校舎前にある駐車場に車を止め、校舎を見渡しました。ちょうど1時間目が始まった直後で生徒の姿はありませんでした。少し安心して車から降りると、校舎の2階から

「先生~。病気は治ったの~?」と声が聞こえました。数人の3年生の生徒が、ボクを見て手を振っていました。救われた思いがしました。軽く手を振り応えました。何人かの職員にも頭を下げました。

書類を校長から受け取り、高速をとばして主治医の先生の元へ急ぎました。約束の時間通り、ボクのことを理解してくれている主治医の先生は待ってくださっていました。診察室で自分の今の生活、体調、復職に向けた思いを先生に話しました。いろいろなことを正直に話し、最後に先生は「復帰訓練に入りましょう。GTUさん、大丈夫ですよ。でも、全力投球はしないでくださいね。」と励まして頂きました。

先生に書いて頂いた復帰に向けた診断書を手に、再度学校へ・・・。そして11月28日からの復帰訓練にはいることになりました。

不安は数え切れないほどあります。でも、もう悩み疲れました。退職や転職も考えました。これまでに何度も家族を傷つけました。考えて、考えて、考え抜いて、出した結論が「ボクは教師でいたい」ということでした。今少しずつ潮が満ちてきていることを感じます。以前、「自分で自分を責めないでください。自分が責めなくても、責められなければならないときは他の人が責めてくれますから・・・」そんな言葉をブログで見かけ、とても楽になりました。マイナスからのスタートかもしれません。でもしっかりと前を向いて生きていきたいと思っています。

こんな風に思えるようになったのは、家族はもちろんのこと、ブログを通じて出会えたたくさんの方の支えがあったからです。まわりを信じられなくなった、氷のこころを溶かして頂きました。時には指摘もして頂きました。同じ病や苦しみを抱えた方のブログを読んだり、コメントしたり、コメントを頂いたりしてボクは生かされてきました。本当にブログを始めてよかったと思っています。ありがとうございました。これからも、弱音を吐くことがあるかもしれませんが、今後ともよろしくお願いします。

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家に帰ると、母は「よかったね。」と言ってくれました。父はやはり泣いていました。その後ボクは急いで着替え、ウォーキングに出かけました。

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「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

GTUさん、道が少しずつ開けてきましたね。生徒さんが声をかけてくれたところで、涙が出ました。よかったですね。

投稿: ののか | 2005年10月21日 (金) 20:01

GTUさん、今晩は!

3年生の生徒さん達、卒業までにGTUさんに会いたいと、
待っていてくれましたね。
ブログを読んでいて緊張しました、がむしゃらに頑張るのではないか、と。
私もお母様と同じ言葉がうかびます。
復帰しましたら、「気をつけていってらっしゃい」。

投稿: かおちゃん | 2005年10月21日 (金) 20:08

>ののかさん
いつも温かいコメントありがとうございます。
ボクの道を少しずつ着実に歩んでいきたいと思います。
昨日は本当に心に残る1日でした。
これからもよろしくお願いします。m(_ _)m

>かおちゃん
いつも心遣いをして頂き、ありがとうございます。
3年生の子どもたちをそばで見守っていきたいです。
頑張りすぎないようにしていきます。
これからもよろしくお願いします。m(_ _)m

投稿: GTU | 2005年10月22日 (土) 08:46

生徒さんに声をかけてもらって良かったですね。私もジーンときてしまいました。こんなに心強い事はないのではないのでしょうか。

私は中学半ばからうつ状態と睡眠障害に悩まされ不登校気味でした。当然、先生(担任)からはよく思われませんでした。高校の先生にもよく思われませんでした。自分がうつ病と知ったのは17歳のときでした。学校の先生は私を「怠け者」呼ばわりし、誰も心の悩みには目を向けてくれませんでした。

今年で通院生活6年目になります。最初は中学時代、高校時代の先生に辛くあたられるの夢ばかり見ていました。でも今年に入ってやっとそんな夢を見ることも少なくなりました。何だか考え方が前向きになってきましたのです。

私もGTUさんのような先生と出会っていたらと思うこともあります。でもGTUさんも私のような生徒がいたら辛くあたらないであげて欲しいとも思います。それでは。

投稿: ユリケンヌ | 2005年10月22日 (土) 14:07

ユリケンヌさん、コメントありがとうございます。
学生時代はつらい思いをされたんですね。
責任を感じます。今までのボクも、知らない間に子どもたちを傷つけていたことがあったのではないかと思います。
いただいた言葉、肝に銘じておきます。
最近ユリケンヌさんが嫌な夢を見ないで済み、考えが前向きになられていることは嬉しいです。お互い、ボチボチとやっていきましょうね。


投稿: GTU | 2005年10月23日 (日) 12:38

すごく安心しました。
学校内にちゃんと入れたこと、生徒達に声を掛けられた事に
動揺じゃなく、救われたって思われたこと。

やっぱり「教職」が好きなんですね。
好きなことがあって、それでくじけたら相当ダメージは
大きかったと思うんです。
でも、復帰訓練などで、また「自然と学校」に慣れていかれると
思いますが、主治医の仰る通り、全力はしないで下さいね。

投稿: たんちゃん | 2005年10月27日 (木) 20:12

たんちゃん、こんばんは。
ボクはやっぱり教師という仕事が好きなんです。
1年かかってわかりました。
たんちゃんが言われるとおり、ダメージは相当なものでした。
子どもたちを放り出したんですから。。。。
でも、今3年生で在校してくれています。
それだけが救いです。

投稿: GTU | 2005年10月27日 (木) 21:39

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