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それでも教師になりたいですか?

教員採用試験を受けようと思っている人、集合!!

採用試験を突破するにはどうしたらよいだろうか。前々回(ココ)の記事でも書かせてもらったが、厳しい現状のこともあげながら、受験することはあなたにとって本気なのかどうかを問うて欲しいということを述べたかった。そして・・・本気ならば、「教師になるために必ず突破する。」という強い信念を胸に秘め続けて欲しいと思う。ただ、それに加えてあなたが本気であるとしても、もっと深いところで自分の気持ちを掘り下げ、自分の心に問うて欲しい。

つまり、「あなたはなぜ教師になりたいのか。教師になって何がしたいのか」ということだ。これは面接用の受け答えの練習というレベルではなく、「あなたはどう生きたいのですか」というレベルで考えて欲しいのだ。なぜならばokiyamaさんのコメントにあったが、今病んでいる教師が多い。現場の教師はみな口をそろえ、「きつい」とつぶやいている。何かちょっとしたことがあれば危険水域を越えそうな教師が実際に現場にいるのである。これはまさしく金属疲労である。教師はそれでもどうにかして踏ん張っている。そんな私も挫折感を味わい、病気休職に自分を追い込んでしまった。(後日壊れてしまったいきさつを記すつもりです。)しかし、病気休職ならばまだ救いがあるかもしれない。なぜかというと、悲しいことに、自ら命を絶ってしまう教師が後を絶たないからだ(産経新聞)。私の身近なところでも、最悪の事態が起きてしまった。

このことは教師に限っての話ではないという前提で読んで欲しい。どんな仕事に就こうが、誰もが理想を持って就職する。当然教師にしても理想もなしに教師になったわけではない。私もそうだ。私なりの崇高な理想があった。でも、現実は厳しい。歴然としている児童・生徒の学力の差、家庭の教育力の低下、教師間の力関係、教育委員会や管理職からの軋轢など、理想と現実はこれほどまでに違い、厳しいものなのかを身にしみて味わった。(全ての職種、職場がそうかもしれません。ただ、企業と学校は同じなのかということについては「違う」という立場です。たとえば上司の言う命令には絶対服従しなければならないとは思いません)だからといって、その理想を追い求めることを否定しているわけではない。教師を続けていくためには理想を追い求めている自分を奮い立たせ、現実問題に沿いながら自分自身も必要ならば軌道修正をしていかないと教師として生きていけないのである。それができなかったのが私である。そのような中でも自己の軌道修正も眼中になく、自分の世界に浸り、「我が世界得たり」と教師をやっているだけの教師もいることも事実である。病気休職になった私から見れば、そんな「自己中教師」はある意味うらやましいと思う。でも、そんな教師にはなりたくはない。

ちょっと力が入りすぎたようだ。私は今までに、苦しかったことは山ほどあった。しかし、嬉しいことも山ほどあった。いまでも、初任校で始めて担任をした35歳になる生徒が飲み会に誘ってくれる。人と人との架け橋になり、生徒が立派な社会人として自立していくことを手助けできる教師の仕事にやりがいを感じてきた。そのこともわかって欲しい。

教員採用試験に合格し、採用されて終わりではない。教師になり、教師生活を全うするためには、いつかきっとあなたも壁にぶち当たるであろうことをわかって欲しい。そしてもう一度じっくり「教師という仕事と自分」を考えてみてはどうかと思う。それでも「教師になりたい」ということであるならば、「合格するための」具体的な対策が当然必要となる。

採用するのは各地方公共団体の教育委員会であることを前提に考えて欲しい。最低限教師としての資質、つまり専門知識は必携である。だからこそ勉強あるのみ。それがないと問題外である。ちなみに、都道府県によって試験の内容は若干違うと思うが、主たる内容は、一般教養・教職教養・専門教養・面接(個人・ 集団)・集団討論・論作文・模擬授業であろう。その全てについて網羅することは今回できないが、基本的に面接、集団討論、論作文については今までの私の記事の内容を柱にじっくり自分の意見をまとめておけば大丈夫だと思う。そして、できれば日頃お世話になっている大学の教授や教育実習先の受験経験者の若い教師(できれば教諭)にもアドバイスなり意見をしてもらうのがベストと思う。「どうしたらいいですか?」などというまったくの空白段階で尋ねても失礼千万。問題外。私が受験した際の面接で面接官が開口一番「さわやかですね」といわれたことは忘れない。相手もプロ。その人の醸し出すオーラで本気かどうかわかるんだと思う。

話は変わって・・・・・・このブログ「静かな時間」のタイトルに関連して、最近私がとっても楽しみにしているものがある。それは深夜にNHK第1ラジオを聞くことである。私にとっては朝昼の喧噪の中では、どうしてもトーンがいまいちに聞こえてしまうNHKラジオはなぜか馴染まない。皆さんはどうですか。でも深夜し~んと静まりかえったときに聞く、落ち着きがあり深みあふれるNHK第一ラジオのアナウンサーの声がとても心地よく感じる。そのなかでも、特にお気に入りなのは、日曜の10時15分から55分まである「ラジオ文芸館」。素晴らしい名作とその朗読に、日頃眠っている私の感性がかき立てられる。とても懐かしいにおいがする番組である。騒がしいだけのテレビやラジオ番組からちょっと離れて、深夜たまには一人静かに過ごすこのひとときを味わってみては。ぜひ、おためしあれ。ちなみに、今日は東京都都議選の選挙速報のためお休みです。あしからず。

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コメント

ありがとうございます。

今日は遅いので明日じっくり拝見させていただきます!

投稿: ぴのきお | 2005年7月 4日 (月) 01:26

試験勉強大変ですね。あと1週間ならば、もう山を張るしかないかもしれませんね。それと、過去数年間の問題をやってみて、傾向だけはわかっていた方がいいと思います。でも、できなくても焦らないでください。特に昨年と同じ問題は出ないんだし、わからなかった問題の内容も今後のことを考えると全く意味がないということはあり得ませんから。あ、それと、時間があるときでいいですので、私のカテゴリーの「教師になりたい」を読んでみてください。無駄にはならないと思います。

投稿: GTU | 2005年7月 4日 (月) 06:22

今年の4月から地方の私立の女子高で働いている者(26歳女)です。大学院を卒業してから、全く初めての地方に来ました。土地柄なのか、私の今までの対人感覚と違い戸惑いましたが、そのうち慣れていくものだと思っていました。ですが、そういうことでは割り切れないことが職場にいて、特に初めは立て続けに起こりました。何も知らない私に、カマをかけるような冗談を言ってくるのがいたり、理不尽な展開で一方的に身体的に傷つけらました。職場は、職場での具体的な問題があることには対応のしようがわからないようで、見て見ぬふりか、笑えない冗談を敢えて言ってきます。皮肉、見えない職場いじめだと感じます。少なくとも人間教育を理念としている学校のはずなのに、職場は「実際はどこでもいじめはあるものだからね」と言って、むしろ職場でのいじめをほっておいています。いじめはいじめとして、私は許すことができません。こう言うのは、まさに自分がされた立場だからではなく、教師という立場であるはずの者が、1年目の教師に、しかも入学式の日に、まったく理不尽な展開で身体的に傷を付けてきました。
校長に言っても、「それはひどい」とは言っても、何もしません。
何かが間違っているような気がします。
私は新参者だから、そこの職場がどんなに大人として、教える立場の者として許されないことがあっても、正統な怒りをもって意見することはだめなのでしょうか??
人間としてしてはならないことをしていたら、誰でどんな立場であっても、告発・意見することが、そんなに良くないことなのでしょうか?
それとも こう怒り意見する私は、教師という仕事に向いていないのでしょうか?
誰か 教えてください。
私は念願だった教職として就職して1年目の夏を迎えていますが、学校なんか永久に行きたくないです。自分が心の貧しい人間にと固められていく気がして、仕方がありません。誰か 教えてください。
私は自分を悲劇のヒロインとは思いません。ただ、今いるこの地方は、今まで知らない土地で、友達も親戚も家族も誰もいません。電話で友達と連絡をすることはありますが、それとは別の 言葉に表せない わびしさ、無表情な喪失感を感じます。教職という仕事に自分がどれくらいなら喜びを感じているのか、わからなくなっています。
子供たちと会うことはとても愛しい感動を感じます。でも、授業となると、心のどこかでどうでもいいという気にもなっています。授業では喜びを感じません。職場が自分にとってこんな状態で、どうして授業をある程度でも満足に行えるのか。だから自分が授業になると「諦め」に似た気持ちで行うことが、当然のなりゆきではないか、 とも思いもします。
私は破裂しそうです。
どうしたらいいのか。本当は 辞めたい です。少なくとも、今の地方の環境を離れたいです。
(そこまで書くなら、もう答えは自分で分かってるんじゃないか、とお思いになることでしょう。すみません。私も自分のことをコントロールすることができずにいます。思った通りに言ってしまっています。)
もし 差し支えありませんでしたら、メールをください。
まとまりのない文章を突然書いてしまい、大きなぶしつけをしております。
まことに 恐れ入ります。

投稿: ブログを拝見した者です | 2007年8月 9日 (木) 02:38

どうして教師になりたいか?
ではなくて
教師になったら何をしたいか!
という部分をもっと掘り下げる必要
があることに気づき、
なんとなく検索をしていたら
こちらにたどり着きました。
もう40歳近いですが
今年小学校採用試験を受験します。

とても気持ちが奮い立つ記事を
読ませていただきありがとうございます。

あなたのように常に腰の据わった
ポジションを持つ
教師が理想だと思いました。

もうブログは止められてしまったのかしら…
残念

投稿: ふみ | 2011年4月11日 (月) 12:49

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