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合格しようよ!

教員採用試験に関心のある人、受験する人、再度集合!!

前回までの3回にわたり、カテゴリー「教員採用試験」で、教員採用試験を受ける際に是非考えておいて欲しいことを以下の点で紹介した。「あなたは本気なのか」「なぜ教師になりたいのか」「あなたは学校現場の教師たちを取り巻く現状を知っているか」そして、これらの点をしっかりふまえておけば、「論作文・面接」に十分対応できること。そして、論作文や面接に関して、日頃指導していただいている学校(大学や専門学校)、もしくは教育実習校の若き先輩教師にアドバイスをしてもらうことも有益であることをあげた。

さて、今回は具体的な勉強方法について紹介してみたい。まずは私の経験から。

3年生を終え、1年間休学し、アメリカ遊学から帰ってきたのは11月初旬。まず最初に取りかかったのは、問題集の購入であった。教職教養2冊、一般教養1冊、専門教科(中学社会全般2冊、高校地理1冊、高校歴史1冊、高校政治経済1冊、倫理1冊)計9冊で、ほとんどが協同出版と時事通信社のものだった。この2社の問題集は非常に見やすく、それぞれの学習項目の見開き左ページがポイントの整理、右ページが過去問となっていて、すごく重宝した。(本屋に並べてあるたくさんの問題集でも、レイアウトや字体、文字の大きさなどからやりやすいかそうでないかのインスピレーションが働くであろう)これを翌年の7月までの9ヶ月間、1日10時間勉強を目標に何度も何度も繰り返した。それこそ、「この問題はあのページのあそこに載っていたぞ」というのがわかるぐらいだった。4年生時に復学したが、ほとんどの単位を取っていたので、そのペースを守ることができた。試験当日に試験会場の机の上にぼろぼろでふくれあがった問題集を置き、それらを見ながら「俺が受からなければ誰が受かる」という自信をみなぎらせるお守り代わりにもなった。周りの受験生の「こいつ恐るべし。本気やな」といった雰囲気を感じることができた。

「なぜそこまで勉強できたのか」とお思いの方もいるかもしれないが、私は時間がなかったのである。というのも、大学在学時教職課程は履修していたものの、教員になるつもりがさらさらなかった私は、すごくいい加減に授業を受けていたし、ただ単位を取れればいいというぐらいで、学習内容はすっぽりと抜け落ちていたのだった。まさしく真っ白な状態。ゼロからのスタートで、教育学部に在籍しておけば良かったなどと、馬鹿みたいなことを考え、悔やんでいたぐらいだったのだ。ましてや私は商学部在籍とくれば、教師としての選択肢は限られてくる。社会科の教師しかなれないのだ。アメリカで英会話を磨き、得意だった英語科の教師には慣れないという現実があった。また、当時も中学校社会科の免許はその気になればいろんな学部から取得でき、中学社会科の採用試験を受験する人も他の教科に比べるとものすごい数の受験生が当時からいたのである。競争率十何倍の難関を突破するためには、生半可な勉強じゃ絶対通らないという、悲壮感めいたものがあった。それと、絶対教師になってやるという固い決意が私を支え続けたからこそ、頑張り続けられた要因だと思う。さらに加えて、勉強で飽和状態になった頭をリフレッシュするために、親友のY口氏(彼も当時大学院受験で浪人をしてた)と近くの公園でテニスをして体を鍛え、たまには酒を飲んで騒ぎまくり、憂さ晴らしをしたことも大きかった。

話がちょっとそれてしまった。あと、面接、論作文については特に何もしていない。ただ、面接については、今までにいろんなところでアルバイトをやった経験が生きた。本屋、木工所、果物屋、プール監視、家庭教師など・・・バイト先ではいろんな人との接し方を知らず知らずのうちに学んでいたと思う。大学のサークルでの上下関係もそう。最低限のエチケットやマナーは常識として携えていたのは幸運だった。それとアメリカでの体験も大きな武器となった。論作文にしても、私はY口氏とバンドを組んでおり、下手な詩を綴っていたのでそれなりに起承転結の効いた文章は書けることができた。

不安だったこと。それは、商学部在籍ということと、大学にほとんど行かないでいい境遇で自宅にこもりがちだったということ、まわりに受験者がおらず受験情報が新聞以外入りにくいということで、情報収集が一番ネックだった。そこで、毎月協同出版社が発行する、「教員教養」という月刊誌を読むようにしていた。教育界の現状や問題提起と解決策、最新教育情報が満載で、自学だけでは足りない中身を十分補充できたと思う。これは、面接や小論文にも十分使えるしおもしろかった。(現在は「教職課程」という名に変わっている)一読してみる価値は絶対あると思う。

今は、ネットで十分情報を収集できる良き時代である。私が今までに活用させてもらっているサイトを以下に紹介しておく。メールマガジンとして「毎日教育メール」「日刊小学校教師用ニュースマガジン」これらは無料で有益な情報をもたらしてくれる。サイトとして「小学校教師用教育関連総合リンク集」、「インターネットランド」とそのサイトの中の「教師になろう」はあなたのニーズにこたえられる情報がきっとあるはずだ。

また、私の元同僚で、見事採用を勝ち取った講師の先生は専門学校に週2日ほど行っていた。独学では補えないことを学べ、刺激になったということだ。このことも付け加えておきたい。

今回もすごく長くなってしまった。ふーっ。それでも最後までおつきあいいただいて感謝でいっぱいです。受験を控えている皆さん、教員になりたいなあと思っている皆さん、頑張ってください。でも、くれぐれも頑張りすぎないで。そうしないと、私のように壊れてしまいますよ。でも、何か自分でもお役に立つことがあれば、という気持ちで記事を書いてて気持ちがいいです。少しずつこのブログを読んでくださる方が増えてきているようで、嬉しいし充実しています。でも、自己満足の世界にどっぷりとつかっているのかもしれないなあーと反省もしつつ・・・・、今回はここまで、ということで。次回からは、教育実習について綴っていきたいと思います。こうご期待!感想でも何か些細なことでも結構です。コメントをくださればできる限りお答えしたいと思います。

さあ~豆を挽いて、コーヒー飲んでゆったりしようっと・・・・。今、とっても静かです。

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「教員採用試験」カテゴリの記事

コメント

コメントありがとうございました!!
GTUさんのブログを読んで、自分自身気づかされたことが2つありました。
「教育現場への理解」と「私が教職に就く目的」です。

教育の現場に関する情報は、最近まで自分なりに集めていました。両親がともに小学校の教師なので、昔から教育の「裏」の部分(問題点など)を知っていたつもりでした。教育実習も行って現場を分かったつもりでしたが、それはたったの2週間。勿論感じること・考えることはそれなりにありましたが、私は教職に就くことをまだまだ甘く見ているのかな…と感じました。

何よりも、「生徒のため」よりも、今は「自分のため」に私は先生になりたがっている気がします。加えて現在は新しい仕事に日々追われていて、教職のために他の人よりも特別に何かしているというわけでもありません。

何だかこうやって書いていると私、全然ダメだな~(^^; 今は企業に勤める中で、自分自身成長したいと頑張っていますが…。

でもまだ私にとって、教育は就きたい仕事であり、就けなくても考えていきたいテーマなんです…。

これからGTUさんのブログ、時々覗かせていただきます!!ありがとうございました!!

投稿: IZUMI | 2005年7月 4日 (月) 20:12

IZUMIさん、心が伝わってくるコメント、本当にありがとうございました。嬉しかったです。現場のことなど偉そうに書いていますが、どこの世界(職場)でも裏と表の世界はあるんじゃないかなあと思います。学校だけが特別では決してありません。いろんな情報から、頭では教育の難しさというか、生徒の指導の難しさは自分なりにわかったつもりで教員の世界に飛び込んだ私でした。だって教育実習校も新採校もめちゃくちゃ荒れてましたから。でも学校は企業と違う。人間を育てあう場所だからこそ、学校は理想の世界ではないかと勝手に思いこんでいた甘い自分もいました。しかし、現実には教師同士の価値観の相違や指導力の有無などから生まれるゆがんだ人間関係や力関係がある現実、自分の保身しか考えていないんではないかとしか思えない管理職からの軋轢、他にも指導の方針を理解してもらえず批判的な目でしか学校を見れない保護者の存在、突発的な事件・事故・・・こんなはずじゃなかったと何度思ったことでしょう。でも、自分が選んだ道だし、子どもたちと共に成長していきたいという思いだけはいつまでも大切にしたいからこそ、今まで頑張ってこれました。
 ブログにも書いていましたが、今病気休職中で偉そうなことを言う立場ではないことは百も承知で、自分自身に問いかけているのです。復帰したときに、本気で生徒と向き合えるのかって。その答えがきちんと明確に言えるようになったときが私の完全復帰の時期だと思っています。
 IZUMIさんが、「生徒のためよりも、今は自分のために私は先生になりたがっている気がします。」と書いてありますが、それでいいと思いますよ。私もそうでした。教師という仕事は生徒のためでもあったし、自分のためでもありました。天秤ばかりのように、その時その時で重たい方に傾いていいと思うんです。きっちりと線引きなどしない方がいいかもしれません。だって、生徒と共に自分が成長していくことができる仕事だと思いますから。ただ、自分=変なプライドだったら、そんなもの捨ててしまおうと最近思えるようになりました。それも休職のおかげです。
 IZUMIさん、全然だめじゃないですよ。自分をもっとかわいがってください。私もそうしたいと思います。
今後ともよろしくお願いします。ときどき遊びに来てください。私もちょくちょく遊びに行きますから。
 

投稿: GTU | 2005年7月 4日 (月) 22:50

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