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家庭内の異変!?

家庭内に異変があります。それは、二男のことです。「だめじゃないよ」で紹介した彼が、誰から言われることなく、夏休みの宿題を黙々と自分からやっているのです。いったいどうしたのでしょう。

今までの彼は、自分からすすんで学習に取り組むことはきわめてまれでした。ちびまる子ちゃんのように、親の心配をよそに瀬戸際まで思う存分夏休みを楽しみ、いつも親をやきもきさせてくれていました。昨年なんかは学校から稲を持って帰り、夏休みに「稲の観察記録」を書くという課題が課せられていたのですが、見事なまでに稲を早々に枯らし、3ページのペラペラな観察記録を臆することなく作り上げました。また自由制作や絵画も、夏休みが終わる何日か前に目にもとまらぬ早業で完成させ、どう見ても鑑賞に堪えられないほどの作品を作り続けた実績がある彼です。それが今、7時からあるラジオ体操が終わったあとの1時間、寝る前の1時間、部屋にこもって必死にがんばっているのです。早く宿題の呪縛から解放されたいと思っているのかもしれませんが・・・・(笑)。それに加え、友達からもらってきたクワガタムシのお世話もちゃんとやっているのです(ブログ「いのち」を参照してください)。理由はあえて聞いてはいません。

彼がこの世に誕生する際のエピソードを、ボクのブログに遊びに来てくれるかなりんごさんにコメントとして書いたことがあります。そのコメントを紹介させてください。

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実は、二男がお腹にいたとき、妻がかかってはいけない風疹になってしまったのです。風疹になれば、子どもにいろんな障害がでるということを聞いていて、大変心配しました。妻は動揺するし、どうしようかって。で、ある決断を抱え、産婦人科に朝行ったのです。朝一番ということもあって、受付時間はまだだったので、二人(厳密に言えば三人)駐車場で待っていたんですね。すると、そのときに限って子どもが妻のお腹をどんどん蹴るのです。駐車場で待っている間、それは続きました。ボクは決断しました。「どんな障害を持った子どもであってもボクたちの子どもなんだから・・・。もう帰ろう」そんないきさつで生まれた子どもが二男です。幸いに元気な姿で今まで大きくなってくれました。ただ、人間という生き物はどうして欲張りなんだろうと思うのですが、元気で育つことだけを願っていたものが、「やれ勉強だ。やれ○○だ」と思ってしまうことがあるんですね。(以下省略)

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彼と向き合うときには、あのときの忘れもしないシーンが必ずよみがえります。この世に生を受け、生まれてきてくれたこと、たくさんの思い出を残してくれていることに感謝しています。たしかに「しつけ」ということで言えば、十分な親ではありません。いろいろなことが長男のようにできない彼を「自主的にやれないと何の意味もない」などと言いながら、結局今まで放任し、甘えさせてきたのかもしれません。また、生まれる際のエピソードを親の免罪符に利用していたのかもしれません。それなのに、ボクがこんな状態にもかかわらず、何かを感じ考え、ある決意を秘めて毎日を送ろうと行動していることが、嬉しいのです。なぜ今年の夏休みに彼は変わったのか。ボクが通知表を見たあとに、二男を「だめじゃないよ」と励ましたように、彼もボクに「だめじゃないよ、お父さん」と、自分の変わった姿を見せて励ましてくれているのかもしれません。

今日、二男は朝早くスポーツ少年団主催の交流試合にいきました。今、一試合目が終わった時間でしょう。残念ながらボクは相変わらず応援に行くことはできません。でも、家で応援しています。がんばれ!!

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「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

GTUさんのブログ読むのが日課になっています。いつも考えさせられる内容なので毎日が非常に楽しみです。今日、お子さんのことを書かれていたので、私もコメントを一つ。

 実は、先ほど、我が家の小6になる長男が職場にいる私の携帯に電話をかけてきました(今日は小生、日曜出勤)。それによると、部屋で今留守番しながらインターネットをしていたところ、突然、「ご入会ありがとうございます。3日以内に、5万円を指定口座に振り込んでください。あなたのIPアドレスは取得済みなので、振り込まれない場合は、法的な手段にでます。」というメッセージがでたそうです。
 そう、典型的なワンクリック詐欺ですが、こども心に怖くなったのでしょう。どうすればいいのかと泣きながら心配するのです。「ほっとけ、無視してかまわん」と言って電話を切ったものの、10分おきに「ほんとに大丈夫?」とまた泣きながらかけてくるのです。思わず、「まもなく怖い人達がたくさんやってくるのでしっかり鍵をかけておけ」と言ってやろうかと思いましたが、一人で留守番している長男には刺激が強すぎると思い、「それぐらいのことでめそめそ泣くな!」と言っておきました。大人にとっては、「今はやりのワンクリック詐欺にすぎなので無視!無視!」と考えることができても、まだ社会を知らない子どもにとってはそうはいかないようです。
 いつか教えてやろうかと思っていましたが、ちょうどいい潮時です。今日、帰宅したら大人社会の汚さ、ネットの功罪を教えてやろうかと思います。駄文失礼。

投稿: okiyama2000 | 2005年7月24日 (日) 14:24

okiyamaさん、コメントありがとうございます。
子どもたちにとっても世知辛い世の中になったことを嘆かわしく思います。しつけというカテゴリーをのぞけば、人間がまっとうな生き方をするために大切なことや必要なことは、人とのふれあいの中で泣いたり笑ったりしながら自然に学んでいくことがベストだと思います。しかし、今の世の中はそれを許してくれない厳しさがありますね。そのようなボクたちが経験したこともないような社会の中で、たくましく生きていかなければならない子どもたちが、ある意味不憫です。しかし、その力を与えなければならない責務を持っているのが、親であり、地域であり、学校であると考えます。現実は現実として受け入れさせ、なおかつ「そんな社会の中でどう生きていくのか」をしっかり考えさせたいですね。コメントになっていないかもしれませんがすみません。

投稿: GTU | 2005年7月24日 (日) 14:49

GTUさんのこの記事、胸にズシっときました。
私のサイトに「生命は神の領域」と何回か書いたことがあります。でも本当に分かって書いていたのかと恥じ入っています。もし私がGTUさんご夫妻と同じ立場だったら、躊躇うことなく産めたと言い切る自信がありません。
GTUさんご夫妻を尊敬します。
「教師になりなさい」との神の声を聞いた時も、ご次男さんがお腹をトントン蹴っているのを感じた時も、ちゃんとそれを素直に受け取って実行しておられる。
仕事を再び始める時期も、ちゃんと教えて下さるはずです。
それまで焦らずに少しずつですね。

投稿: 優しい光 | 2005年9月26日 (月) 22:24

優しい光さん、こんにちは。

ここに書いている記事の結論に至るまでには、いろいろな葛藤が交差しました。優しい光さんのおっしゃるような、そんな夫婦ではありません。本当に恐縮します。

そう言えば今日、妻がボクの学校に書類を提出してきた際に、
校長といろいろな話をしてきたそうです。
何かが少しずつ動き出しているようなうねりを感じます。

投稿: GTU | 2005年9月27日 (火) 17:55

“動き”の中に、神の意志を感じて下さることを願っております。
うねりが静かに育っていきますように。

投稿: 優しい光 | 2005年9月27日 (火) 21:40

優しい光さん、ありがとうございます。
大切に、大切に育んでいきたいです

投稿: GTU | 2005年9月28日 (水) 19:52

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