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ひたすら勉強

  将来学校の先生になりたいという人、集合!

  来年7月にある採用試験まであと9ヶ月。うかうかしている時間はない。アメリカで聞こえた天の声にこたえるため、将来の夢を手にするため、とにかく教員採用試験を突破するしかない。そんな決意を胸に帰国した。(ただし、この記事の内容は公立学校に限っていることを了承ください)

 帰国後、友人たちに「俺、教師になろうと思っているんだ」と話すと、親友のY口氏をはじめみんな一様にびっくりするような顔をしたが、「お前みたいなヤツが教師になったらおもしろいよ。頑張れよ」と励ましてくれた。友だちとはありがたいものだ。当然家族も私の切り出した話に驚きを隠せないようだったが、うれしさ反面心配でたまらなかったようだ。

  ひたすら勉強あるのみ。 

 当時も採用試験は相当な難関といわれていた。私が受験したときは競争率10倍だった。といっても、今の危機的な少子化傾向の中での採用試験の現状は尋常ではない。(新聞記事)私が居住する県の来年度公立中学校社会科の採用人数は・・・・・な、なんと1人である。「採用なし」の方がよほどあきらめがつくほど、採用されることは奇跡といえるだろう。私立校にしても同様で、児童・生徒数減少と、経営難の中で生き残りをかけたサバイバルレースを繰り広げている。いろんな求人雑誌や新聞の求人欄を見てきたが、私立校の新規採用はほとんど見かけない。

  現場に新規採用の先生がほとんど来なくなって久しい。20代の若い先生のほとんどは講師の先生、それも、30歳を過ぎても毎年受験し続けているのが現状だ。自分の地元の都道府県はもちろんのこと、受験できるところは日程の許す限り受験しまくっている。「GTU先生、合格しました」「おめでとう!」「実は北海道なんです」「え!?」こんなことが当たり前になっているほど厳しいのだ。以前同僚だった若い講師の先生で、今後の生活のことも考えて、なくなく私立高校へと転職していった例はたくさんある。

  受験をしようと決める際に、選択肢が二つあると思う。それは、新卒の人であろうと講師をやっている人であろうと同じ。つまり、受験に専念するか、仕事(講師)と両立?しながら勉強していくか。毎年試験を受け続けている若い講師の先生から受験の相談をされるたびにこう答えた。「今年は自信ある?」「・・・・・」「じゃあいっそのこと、講師を1年間辞めて、受験に専念してみたらどう?」非常に乱暴な言い方かもしれないが、私が言いたかったのは、

 「本気なの?

ただそれだけなのだ。生半可なことでは合格しない。本気になっているヤツが勝ちに決まっている。それだけ現実は厳しいことをわかって欲しいのである。講師をしていれば金が入る。ボーナスも出る。学校では講師も教諭も関係ない。いっしょであるから甘えられない。ましてや、保護者は若くて期待できる先生として見てくれている。授業や部活動、校内分掌、学校行事にも手を抜けない。管理職からの評価もすごく気になるだろう。だから無理しても頑張らざるを得ない。部活指導が終わってほっとしてると帰りは早くて9時。それから食事をとり、風呂に入り、教材研究をし、受験勉強。これじゃ疲れが取れるはずがない。翌朝朝練。休日も部活動指導・・・・。よほどのコネがない限り、こんな超人的な生活ができる人がそこ数年で合格するだろうし、できなければそれこそ10年くらいの長いスパンを持って講師をしながら受験し続ける。それも、合格する保障は一切ない。さらに講師の契約は長短あり、切れれば次の職場を求めないと失業してしまう。だから、それがいやなら勉強に専念するしかないのだ。嬉しいことに、2年前と本年度、受験専念型と両立型の2パターンの選択肢でそれぞれ頑張っていた元同僚が合格し、採用された。二人とも本気だったのだ。(続く)

  

   

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