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「もう大丈夫です」というあなたへ

昨夜、いつものように寝る前にラジオのスイッチを入れると、NHK第1ラジオの深夜番組「ラジオ深夜便」の中で、「ないとエッセー」というコーナーがあり、「人生の意味に悩んでいませんか」ということで明治大学助教授・教育学博士「諸富祥彦」氏の話を偶然聴くことができた。番組を事前にチェックしていなかったので話の途中からだった。でも、10分程度の内容でもすごく中身のある話に感じたのでここに記すことにする。

診療心理士でもある諸富氏のところには、心に病を持っている人たちがカウンセリングを受けに多くの人がやってくる。カウンセリングを施しながらも悩みつづける人たちで、諸富氏が大丈夫だと思える人と心配だなあと思える人がいるらしい。それは、私もそうだが悩んだり気持ちを整理したりしたいとき、自己啓発的な本を読む。すると、それらの本には元気が出たり、心を落ち着かせてくれる(慰めてくれる?)道しるべ的内容がいろいろと書いてあり、「そうか、こう考えればいいんだ」と自分を納得させることがよくある。諸富氏にカウンセリングにやってくる人の中に、私のような人が多くいるらしい。「自分の人生における方向をこの本のこんなことで見つけることができました。頑張れそうです」と。でも、諸富氏は「そのような人が心配だ」と言うのである。そういう人は一見立ち直ったかのように思えるが、再度厳しい局面に遭遇したとき、また悩み苦しみ、そして落ち込んで「あの本に書いてあることはまちがっていると思う。あの本は私の生き方と違っていた」と、諸富氏のもとへとカウンセリングを受けに再度戻ってきてしまうらしい。

一方、カウンセリングを受けに来る人でこんな人もいるという。「悩んで悩んで悩み抜いて、悩むことにとことん疲れました。もう悩むことはやめました」そんな人をカウンセリングしていると諸富氏は「この人は大丈夫だ」と思えるし、実際立ち直っていくと話してあった。

諸富氏はさらにこう続ける。実はこの世界の存在するすべての小さな命は、さらに大きな大きなエネルギーを持った命から、平等に与えられているものにすぎない。あるものは鳥という姿で、コップという姿で、魚という姿で、そして人間という姿で与えられているだけであると。

私はときおり無性に孤独感を感じるときがある。それは、休職をしているという後ろめたさが背景にあることは間違いない。前に踏みだそう、表に出ようとしても今はとてもきつい。でも、諸富氏の言葉を借りれば、まわりのものすべては、私と同じ命を与えられ、生きているわけだ。そう考えると、自然とすべてのものに頭を垂れ、語りかけることができるだろう。自分のことだけを考え、悩むことのむなしさを感じるだろうと思う。私はよく「生かされている」という言葉を使いたがる。使うと心地よいし、この言葉が好きだ。自分がいま生きていることに意味があると考えたい。そして、まわりのすべてのものにも意味があると考えたい。自分のことで悩む、自分のことを悩むことは傲慢かもしれない。諸富氏の話を聴き、肩の力が少し抜けたような気がする。「悩むことはやめにした」いつか言える日がくれば、本当に楽になれるだろうと思う。

10分程度しか聞けなかったので、話の内容を十分伝え切れていないと思います。でも、その話を聞けて良かったです。来週の月曜日も諸富氏の話があるのでは、と思います。皆さんも良かったら聴いてみませんか。

今回から教育実習特集を組もうと思っていましたが、次回からということでごめんなさい。それと、ホームページに音楽を流すようにしました。どうですか?もし、興味のある方は、左サイドバーの「blog-tunes」をクリックしてみてください。リンクしています。

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