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不思議な体験 闇のささやき

  サンタクルーズでの生活の中で、ブラジルからの留学女性との甘酸っぱい思い出もあった。名前はパティーというスタイル抜群で陽気な美人。あるパーティーの時、その女性からいきなり愛の告白を受けたのである。なんと言うことだろう!!!なぜなのかはわからないが私を心底気に入ってしまったらしい。

  I love ○○.(日本人女性留学生がおもしろがって焚きつけたという噂も聞いたが)

キャンパスで会うたび艶やかな視線を投げかけられ、「部屋に遊びに来てね」とか、「あなたが来るまでいつまでも待ってるわ」などと、熱い誘いをかけられることがたびたびあった。好意を寄せられていることに正直嬉しかったが、女性に奥手な?私は戸惑ったし、誘いにグラッと来たのも事実である。

  「俺がどんなに馬鹿でも、誘いを受けたらどんなことになるかぐらいわかっている。俺はこんなことをするためにアメリカに来たんじゃない。ブラジルの女性は情熱的で感情がストレートだから、あとあと責任取れ、結婚してくれなんて言われたらどうしたらいいんだ?日本にまで追いかけてくるかもしれないぞ!」そんな馬鹿みたいな勝手な思いこみでスケベ心を抑えつつ尻込みしている自分がいた。ずいぶんケツの青い男だった。                                                    あれこれと理由をつけ、そんな誘いを幾度となく断り続けたが、彼女も誘いをかけるというのは、自分のプライドを捨て、一生懸命自分に正直に生きようとしていたのかもしれない。そう思うと悪かったなあと少なからず罪悪感を抱いてしまう自分がいた。行ってあげればよかったかなあ。国際交流をさらに深められたのかもしれないなあ。

  まあ、そんなことはさておき、「自分探し」の旅は2ヶ月近くが経とうとしていた。流されるままに時が過ぎる毎日。期待をして待ってくれている家族や友人たちの存在、このままサンタクルーズにいていいのか、こんな変化のない生活を日々送り続けていいのかと、自問自答を繰り返し、焦りさえ感じていたある晩、不思議なことが起きた。

   いつものように部屋の明かりを消し、ベットに横たわったその瞬間、明らかに何者かのささやく声が耳に飛び込んできた。それも、英語ではなく日本語だった。それは

  「教師になれ。」

  そのささやきを聞いたとき、自分の耳を疑った。「今のは何なんだ!誰だ!」飛び起きてまわりを見渡しても、誰かがいるわけでもない。ベットに横たわったその時に聞こえたささやきは夢の中での瞑想でも決してない。私は怪しげな宗教団体に籍を置いているわけではない。一度金縛りは経験あるが、それ以外に特に神秘的な体験をしたこともない。霊が見えたり、会話ができるなどという特別な力を持ち合わせてもいない。この経験談を誰に話しても信じてもらえないだろう。信じてもらえるはずがない。(実際友だちや生徒たちにこのことを話したことはあるのだが、その時不思議な人を見るかのような眼で見られたのでそれ以降は話さないようにしている。今回は特別である)しかし間違いなく聞こえたのだ。「教師になれ」と。(続く)

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コメント

「教師になれ」の言葉で感じました事、長くなりますのでメールに書かせて頂きました。

投稿: 優しい光 | 2005年8月17日 (水) 11:17

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